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おでん割烹 ひで (渋谷・神泉)
<2006年3月17日(土)ばんごはん>
たまにポスティングされる「apple [アップル]」
"新・山の手情報誌"と銘打つフリーマガジンなのですが、
勝手にヒトんちのポストに投げ込まれている無料誌にしては、
綺麗で気になる情報も載っていて、なかなかのお気に入りです。

その「apple」誌の1月号に掲載されていた「おでん割烹 ひで」。
ナビゲーターとして、こぐれひでこさんが紹介されていたこのお店の
雰囲気や佇まいが気になって、今季中に行こうと思っていました。

そんな中、ボルドーワインセミナーでゲットした無料映画チケットは、
bunkamuraで上映されていた「リトル・ランナー」!
bunkamuraとこのお店は歩いて5~6分の距離。
「今行かずして、いつ行くのだ!?」ということで、
「リトル・ランナー」を観た後イソイソと出かけて参りました

当日の夕方、予約の電話入れたときに「カウンターには順番にお座りいただくので、
個室になるかもしれませんのでご了承ください。」と丁寧な説明があったとおり、
19時半ごろにお店に着くと、小さなカウンターはお客さんでいっぱい。
奥の個室、四畳半ほどの小さな掘りごたつの部屋に通してもらい、
(たぶん)このシーズン最後のおでんをいただいて参りました。



まずは瓶ビールで乾杯。
サッポロとアサヒから選べます。
今回はサッポロのクラシックラガーにしました。



付き出し
イカとオクラの和え物、桜餅風の練り物、なすのお漬物。
どれも派手だっていませんが、ちゃんと美味しいものです。
このお店の雰囲気に合ってますね。



ウドの天ぷら
ビールに合う春らしいもの、として選んだ一品。
揚げたての衣の下にはジューシーな" うど "。ああ、春だー!!



カレイのから揚げ
これもビールに合うお料理として選びました。
仲居さんが「二度揚げしているので骨まで全部いただけますよ」
と教えてくださったので、バリバリといただきました。
それでも頭の先だけは食べずに残していたのですが、
お皿を下げていただくとき、仲居さんから
「これ(食べ残した頭の先)は、もうよろしいですか?」
と確認されてしまいました。
うう、食べておくべきだったのかなあ?



いよいよ、おでん!
カウンターでは皿盛りで出されると思うのですが、
個室にはこのような小鍋で出していただけます。
これなら冷めることもなく、ゆっくり食べてもずっと美味しい!



おでんだねは一種類ずつ指定できます。
が、あまりにも品数が多くて戸惑っていたら、
「おまかせ」にしてくださいました。
里芋と厚揚げだけは私たちの指定。
ほかにじゃんぼ(揚げ物)、三種類のこんにゃく、ごぼてん、
大根、昆布巻き、たけのこ、人参、などが入っていました。



「もうちょっとおでんを食べたいね」
ということで追加した二度目のお鍋。
たまご、鴨つくね(売り切れていたので1個だけ)、生麩(おまけ)
もちきんちゃく、肉きんちゃく、など。
既に売り切れているメニューが多かったです。
食べたいおでんは早めに頼んでおいた方がいいかも。



これは肉きんちゃくの中身。
裏返したお揚げの中にお肉ときのこ類が入っています。
(見た目キレイじゃないですね。失礼!!)

日本酒(お燗)を三合いただいて、ふぅー満腹。
いつもながら、ちょっと食べすぎ。(笑)

「また次も来てほしいからオマケね!」といれて
もらったおでんを含めてこの日のお代は12600円。
確かメニューには料金が載っていなかったので、
アバウトな価格設定なのかもしれません。(推測ですけどね)

おでん自体は、だしのきいた薄味でとても美味しくて好みの味です。
イマ風の変わった創作はしておらず、シンプルなおでん。
私はこういうのが好きです。

そうそう、私たちは揚げ物を二品いただきましたが、
ほかにもいろんな一品料理がありました。

あと、お酒も普通のものしかないと思います。
お酒を頼むと「お燗でいいですか?」とのこと。
冷酒やコダワリの地酒を取り揃えているお店が多いですが、
このお店はほんとに昔ながらの良い雰囲気があると思います。
ご主人も仲居さんも、ほんとに昔ながらのいい感じですし。

ちなみにこのお店。周囲はラブホ街です。
東京に住んでいらっしゃる方はご存知だと思うのですが、
何も知らないで行くと、ギョっとするかも。(笑)
そんな中に、しっとりと、とても小さなこのお店があるんですよ。
なかなかの風情です。

ラブホ街になったのがそのせいかどうかは知りませんが、
もともとは花街だったそうですね。
だからこのお店では予約をすれば芸者さんを呼べるようです。
一度そんな宴を企画してみたいもんです。

さて、21時ごろにお店を出ようとすると、
カウンターにはサラリーマン風のオジサンがひとり。
おおっ、これぞ日本のおでん屋の風景じゃないですか。

カウンター内のご主人の笑顔、
店先まで挨拶に出てこられた仲居さんに見送られながら、
「次回はカウンターで食べるぞ!」
と決意してお店を後にしました。

おでん割烹 ひで
渋谷区円山町15-5  TEL : 03-3461-1701
appleの記事はこちら ぐるなびの案内はこちら
※現在、クレジットカードは使えませんが、4月から利用できるようになるようです。


最後までお付き合いいただきありがとうございます。
ご意見・ご感想があればお気軽にコメントくださいね。
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by picot-picot | 2006-03-26 10:41 | ├和食・郷土料理 | Comments(10)
Commented by Blue-Parfume at 2006-03-26 11:19
たけのこが入ってて春らしいですね。
ダシがしみ込んでおいしそうだなぁ。
今シーズンはおでん食べなかったので、無性に食べたくなってきたー。
でもおでんって少量つくるってできないんですよね。
つくったら、向こう3日くらいおでんになりそうなヨカン(^^;
Commented by picot-picot at 2006-03-26 11:51
■BP嬢:
いいおだしでしたよー。ほんわりといたしました。
確かに家でおでんを作るとドドンとできますね。
それに私の場合、どうやってもこういう味にならないのよね。
しくしく。
Commented at 2006-03-26 15:06
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by picot-picot at 2006-03-26 17:22
■鍵(2006-03-26 15:06)さん:
プロフェッショナルに聞いておきます!
結果は後ほど!
Commented by tnk_atk at 2006-03-26 19:49
お漬け物の茄子の色がたまりません〜
奇麗な薄い色のおでんですね・・・(むせび泣き)
揚げ物もおでんも食べそびれました。
Commented by harumisan at 2006-03-26 21:43
いいですね~。こんなお店。
私、東京の味の濃い和食が食べられないので
会社の近所の定食屋はそんなんばっかだよー。
薄味と聞いただけで嬉しくなります。
Commented by picot-picot at 2006-03-26 22:25
■tnk_atkさん:
さすがにジュネーブでは茄子のお漬物は入手困難でしょうか。
東京にあるおでんやさんですが、薄味でダシがちゃんとした
おでんでおいしかったです!
Commented by picot-picot at 2006-03-26 22:27
■harumiさん:
西麻布の六根も上品なおだしの味でしたが、
このお店もそれに負けず劣らずの上品さでした。
そうそう和服が似合いそうなお店ですよ!
Commented by camille_31 at 2006-03-28 11:10
だしのきいた薄味のおでん、大好きです。
関東育ちですが、両親が関西出身なので、薄味派なんです。
「apple」、お気に入りだったんですが、最近我が家には入らなくなっちゃったんですよぉ(涙)。
Commented by picot-picot at 2006-03-29 00:45
■camille_31さん:
おいしいですよねー。素材そのものの味も生かされるし!!

ところで「apple」、そういえば我が家も最近入っていないような気がします。
部数が少なくなったのか、うちの地域担当のポスティングのバイトが
見つからないのか・・・。
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