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2002年夏、まだ開店間もない頃のミシェル・ブラス トーヤ ジャポンにて。
今回、11月というオフシーズンの北海道にわざわざ出かけたのは、
このレストランで食事をしたかったから。
2002年夏、まだ開店間もない頃のミシェル・ブラス トーヤ ジャポンにて。_a0029277_1140573.jpg
洞爺湖を見下ろす山の頂にそびえ立つ「ザ・ウィンザーホテル洞爺 リゾート&スパ」に
あるレストラン「Michel Bras TOYA Japon ミシェル・ブラス トーヤ ジャポン」。

ソムリエナイフで有名なライヨール村(フランス・オーブラック地方)にある
三ツ星レストラン「ミシェル・ブラス」が、初めて本店以外に出したお店なのですが、
年に一度だけ、本家の「ミシェル・ブラス」が長い冬季休業シーズンに入った時期に、
ミシェル・ブラス氏ご本人が、洞爺のお店で腕をふるわれる時期があります。

そう。私たちは、ミシェル・ブラス氏の来日に合わせて開催される
「2006年ミシェル・ブラス来日記念フェア」をめざして、
洞爺くんだりにあるホテルにまで乗り込んだというわけなのです。


  ◇◇◇  ◇◇◇  ◇◇◇  ◇◇◇  ◇◇◇  ◇◇◇


この「ミシェル・ブラス」という名前を教えてもらったのは、
奈良でお世話になったフランス料理店のシェフご夫妻から。
(ちなみにシェフご夫妻は"ミシェル・ブラ"と呼んでいらっしゃいます。
 フランス語では"ブラス"の"ス"を発音しないのでしょうか。)

シェフご夫妻はライヨールの本家「ミシェル・ブラス」で食事をされたことがあり、
私たちにぜひ訪問すべきレストランとして、ライヨールの「ミシェル・ブラス」を
推薦してくださっていました。

・・・が、そんな簡単に「本家」に行けるわけがありません。

冬季はお店を畳み、夏季の営業期間中も予約を取るのがとても困難。
その上、ロケーションがフランスの田舎・・・。
時間の自由がききにくい薄給サラリーマン、
かつ英語すら喋れない私たちにはハードルが高すぎるお店です。

そんな中「ミシェル・ブラス」が日本に出店したということを聞きつけました。
日本といっても北海道は洞爺湖のそば、、本来ならとても不便な場所ですが、
それでもライヨール村よりは断然近くて行きやすいじゃないですか。
これは行くしかない!と開業早々の2002年夏に早速出かけました。

そう、今回の「ミシェル・ブラス トーヤ ジャポン」は2度目の訪問となるのです。


  ◇◇◇  ◇◇◇  ◇◇◇  ◇◇◇  ◇◇◇  ◇◇◇


さて、せっかくのこの機会。2度目の訪問記録をブログにアップする前に、
初回訪問時の写真を簡単に記録させていただきます。

4年も前のことなので、正確ではない情報が含まれているかもしれません。
その点、どうかご容赦くださいませ。


  ◇◇◇  ◇◇◇  ◇◇◇  ◇◇◇  ◇◇◇  ◇◇◇


2002年夏、まだ開店間もない頃のミシェル・ブラス トーヤ ジャポンにて。_a0029277_11402028.jpg
シンプルで美しいテーブルセッティング。
ナイフだけは交換せずに食事中ずっと大事に使い続けます。
ナイフの名産地、ライヨールにあるレストランならではのこだわり。
(こちらの写真をネームカードに使用しています。)


2002年夏、まだ開店間もない頃のミシェル・ブラス トーヤ ジャポンにて。_a0029277_11402969.jpg
皆さんご存知、有名なアミューズ。これで二人分。
左奥にあるバターには、ロゴマークの葉っぱが置かれています。
(こちらの写真をスキンに使用しています。)


2002年夏、まだ開店間もない頃のミシェル・ブラス トーヤ ジャポンにて。_a0029277_11403987.jpg
Feuilles a feuilles de beinasu et de kegani,
binaigrette au jus d'orange et au sucre noir. 3,900yen

夫の選んだ毛蟹と米茄子の前菜。グラスの白ワインと合わせました。
ミシェル・ブラス氏の盛り付けの特徴、"縦に、縦に"が現れています。


2002年夏、まだ開店間もない頃のミシェル・ブラス トーヤ ジャポンにて。_a0029277_11405114.jpg
a croquet;
le foie gras de canard;
une pate de coco-peche,
des fruits semi-confits et le jus de cuisson. 4,400yen

私はフォワグラの前菜。右奥に小さく写っている蜂蜜に似たシロップをかけます。
甘い白ワイン(ソーテルヌ)をグラスでいただきました。
こちらのお皿も"縦に、縦に"。
ちなみにガニエールは"横に、横に"が特徴とのこと。
#シェフご夫妻から教えていただきました。


2002年夏、まだ開店間もない頃のミシェル・ブラス トーヤ ジャポンにて。_a0029277_1141156.jpg
Le pigeon de Bresse roti entier
quir s'epice de geniebre,
de poivre,d'orange et de sucre,chou pomme. 9,300yen

ワイン選びに困らないよういつもメインは共通のものをオーダーします。
二人とも「鳩」の気分だったので、すんなりとメニューが決まりました。
味はもちろんのことながら、それぞれアラカルト1人前をオーダーしたので、
ボリュームもあり満足。ハーフボトルの赤ワインをいただいています。


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名物のクーラン。こちらは夫が選んだもの。
お値段は3,000円弱ほどします。(ヒー)


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私が選んだクーランはさくらんぼの味。
こちらもお値段は3,000円弱ほどします。(ヒーヒー)


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プチフール。
ここまでがレストランホールでいただいたもの。


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カフェ。
サロンに場所を移して、食後のひとときを楽しみます。
持ち手のないスッキリとしたカップに入ったエスプレッソ。
中央にあるのは甘い一口の飲み物。


  ◇◇◇  ◇◇◇  ◇◇◇  ◇◇◇  ◇◇◇  ◇◇◇


写真でもおわかりかと思いますが、初回訪問はランチタイムでした。
食事メニューはお昼も夜も変わりがなく、ランチメニューはありません。
ディナーコースが2種類(18,000円/25,000円)準備されていましたが、
私たちはアラカルト2品をオーダーすることにしました。
きっと内容(フィックスされている)が好みのものではなかったのでしょう。

しっとりとしたディナータイムも雰囲気があって良いですが、
洞爺湖を見渡せるこのレストランは、明るい時間のほうが、
壁一面のガラスから美しい風景が楽しめて良いと思います。
私たちもその風景を楽しめるはずだったのに、なんと一面の濃い霧。
まるで、すりガラスがはめ込んであるかのように真っ白でした。
デザートをいただく時間になって、ようやく洞爺湖が見えてきたので
良かったのですが、うーん、なんとも残念。
(再訪時、お店の方にこの話をしたところ「季節は夏では?」と
 言い当てられてしまいました。夏場は霧で霞むことが多いようです。)

私たちの後方のテーブルでは、二人のお子さん(幼稚園生ぐらい)を
連れたお母様がお食事中でした。幼い頃からこんな食事をいただくなんて、
くそー!ムカツクー、、あ、いや、うらやましい。


  ◇◇◇  ◇◇◇  ◇◇◇  ◇◇◇  ◇◇◇  ◇◇◇


古い食事記録にお付き合いいただきありがとうございました。
次は先月の「ミシェル・ブラス」を記録いたします。


さ、その前に恵比寿駅前でラーメンでも食べてこよっと!(^^)

◇2002年8月の食事記録です。
ミシェル・ブラス トーヤ ジャポン
ザ・ウィンザーホテル洞爺 リゾート&スパ 11階 TEL : 0142-73-1159(直通)
http://www.windsor-hotels.co.jp/


最後までお付き合いいただきありがとうございます。
ご意見・ご感想があればお気軽にコメントくださいね。
みなさまのヒトコトをお待ちしています。


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by picot-picot | 2006-12-10 11:47 | たびさきにて | Comments(12)
Commented by シェー at 2006-12-10 13:12 x
フランス語は大抵語尾の子音を発音しませんよ。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~cama/france/lecon/lecon1/point3.html
ホテルのサイト見たら「ブラス」て書いてあるから、そもそもこれが恥ずかしいですけどね。
Commented by fuanita at 2006-12-10 13:50
まってました!
ネームカードの写真はどこのものか尋ねようと思ってたんですよ。
やはりここでしたか。

この記事のお料理はミシェル・ブラ氏が不在のときだったんですね。
それにしても盛り付けがキレイすぎです。
お味のほうもいうことなかったんでしょう。うらやまp!っす。

同じナイフを使い続けるというのはなにか理由があるんでしょうか?
ブランドは「シャトー」がつかないほうだったんでしょうか?

先月に訪問されたときの記事、心待ちにしてますぞよ。
Commented by hiyoko at 2006-12-10 16:02 x
んーーー、美味しそう!
お腹がいっぱいの時にこちらを見てよかったです。
でなければ、今夜はなんとしてもフレンチ行く~~!ってことになりそうでしたよ。
Commented by tnk_atk at 2006-12-10 17:59
このスキンの写真カッコいいってずっとおもってたんですけど、ここのお料理だったんですね。テーブルきりっとしていてとっても格好いいですねー。

ナイフ憧れですよー。
ただ買っても家でいつ使うねん・・って思うんですが。
Commented by picot-picot at 2006-12-10 18:36
■シェーさん:
こんばんは。コメントいただきありがとうございます。
私は仏語が全くわからないので(第二外国語は中国語でした!)、
ご紹介いただいたサイトを興味深く読ませていただきました。

日本では「ミシェル・ブラス」が固有名詞になっているようです。
"ブラ"じゃ音としてのおさまりが悪かったのでしょうかね?
でもこれじゃあ現地に行っても通じないので困りますね。
Commented by picot-picot at 2006-12-10 18:41
■fさま:
そーなんです。ネームカードもスキンもこちらの写真なのでした。

ミシェル・ブラ(ス)氏ご自身の手によるお料理をいただこうと
したら、例年のフェアの時に洞爺に行くしかないようです。

でもfさまだったら現地にいくらでも行けるじゃないですかー。
時間の余裕もあるし、資金力も豊か、運転もできるし、
語学の心配も無い。私を連れて行ってください!!

ところで、本家がライヨール村にあるので、
ナイフを大事にされているようです。
フランス語で書かれた紙をいただきました。(が、読めず。)

あ、カトラリーはこのお店専用のものです。
確か日本のショップでも買えたはずです。
Commented by picot-picot at 2006-12-10 18:43
■hiyokoさん:
コテコテゴージャスな高級フレンチではなく、
不要なものをそぎ落とした印象のお料理でした。
シンプルですっきり。和食と通じるものがあると思います。

ふふ、オナカがいっぱいなんですねー。
何かご馳走を召し上がられたんでしょうか?
Commented by picot-picot at 2006-12-10 18:45
■tnk_atkさん:
ふふ、黒い台座に銀色のスプーンの列。綺麗ですよね。
お店全体が、スッキリとしたイメージで、
ヒラヒラ不要な装飾がなく、
直線、モノトーンで構成されたお店です。

ナイフ、、、いいですよね。
我が家にはソムリエナイフ(Ch.ラギオール)があるのですが、
ほんとはカトラリーがほしいんですよねー。
ま、ネコに小判ってところですが・・(^^;;
Commented by 梅酒っち at 2006-12-10 21:41 x
わ!picotさんのブログの、美しいスキンの写真は
こちらのレストランのものだったのですね~。
カトラリーはもちろん、お店の雰囲気、洞爺湖畔というロケーション、
全てが完璧に素晴しいですね!!
そして、ここのお食事をいただくためだけに、
北海道まで行ってしまうpicotさん御夫妻が、メチャメチャかっこいい!
次回の記事も、期待しています。
Commented by picot-picot at 2006-12-11 00:00
■梅酒っちさん:
はい、素晴らしいレストランですよ。
でもここに行く度に(といっても、二度しか行ったことないですが)
本家に行ってみたいと思ってしまうんですよ。

お金を貯めて、フランス語を勉強して、あとはまとまった休暇。
うーん、道のりは遠そうです。

その前にブタ体型から脱却して、真にかっこよくレストランに
登場できるようにしなきゃ!!です。
イマは"かっこいい"とは正反対のダサダサ夫婦なので・・。(涙)
Commented by hidemikasora at 2007-07-15 19:24
初めまして、こんにちは!!
ブラス好きが居て感激しました!!
写真、綺麗ですね!!
Commented by picot-picot at 2007-07-15 23:21
■hidemikasoraさん:
はじめまして。コメントありがとうございます。
ブラス好き・・・なんて言えるほど経験なんてゴザイマセン。
ぜひ本家に一度は行ってみたいのですが、
時間もお金も語学力も全く足りませんです。(涙)
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