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フランス料理 ランベリー (南青山) -後編-
フランス料理 ランベリー(南青山)-前編-」の続きです。

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大切に飲んでいたグラスシャンパンも残り少なくなった頃、
サービスの方が次のワインを勧めてくださる。
「赤か白のどちらかをグラスでいただきたい」と伝えると、
この後に続く魚料理にも赤が合うと教えてくださったので
赤ワインをいただくことにした。


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軽いものとしっかりしたもの、二種類のグラスワインがあるとのこと。
しっかりしたほう(重いほう)を頂戴した。(銘柄は未確認)


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お魚料理。
ブイヤベース風スープ、プリっとした海老、そしてホウボウ。
もともとこの手のスープが好きなせいもあるが、顔がニヤけてしまう。


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お魚料理の時に出されたカトラリー。
ナイフの形が変わっていたので、ついつい記念撮影。


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お肉料理はイノシシ。
最初、お料理を説明いただいたときに、ばら肉を使っていると聞いていたが、
こういう形で出てくるとは予想していなかった。
カリっとしたパン粉の衣の中に、ホロっと崩れそうなほど煮込んだイノシシ肉。
ゼラチン状になった脂が甘く、イノシシ肉特有の臭みは殆どない。
ただ、体調が悪いといっていた友人にとっては、ちょっとヘビーだった様子。
それでも残さず食べていた友人。さすがは私の長年の友!


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二種類から選べるデザート。こちらは友人の選んだもの。
この立ち姿が美しい。


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確か柑橘系のジュレとムース。
そして紅茶だかシナモンだったかのアイスクリーム。


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もうひとりの友人と私が選んだのはブランマンジェ。
メニュー説明のとき、アイスクリームが添えられているかどうか聞いたのは私。
アイスが付いていれば、ブランマンジェに即決だったんだけれど、
付いてないと知り、ずいぶん悩んでしまった。
アイスが付いているだけで、ポイントが高くなってしまう。


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真っ白。
なんでも生のアーモンドだけで作ったブランマンジェだそうで、
サービスの方はココナツは一切使っていないことを強調されていた。
それにしてもアーモンドの風味が素晴らしい。
香ばしいだけではなく、爽やかな香りが漂ってくる。
アーモンド好きの方におすすめ!


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食後の飲み物にはハーブティーを選択。
「お好みは?」とたずねられたので「甘い香りのものを」とお願い。
添えてあった蜂蜜をひとくち味見してびっくり。
何かの花の香りが華やかに口の中に広がるのだ。
表現は適していないかもしれないけれど、まるで香水を含んだかのよう・・。
いったい何の蜂蜜なんだろうか。興味シンシン。(確認すればよかった)

そうそう、食事中バター皿が置かれていた銀色の輪っかには、
お砂糖を入れたガラス器が乗っけられていた。
最初は何だろう?と思ったこの輪っか。最後まで大活躍~!


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カモミールのハーブティーとコーヒーを選んだ友人たち。
ご覧の通り様々なカップで出していただける。
ヘレンド(上2つ)、エルメス(下/コーヒーのお替り)。
私はウェッジウッド、他にロイヤルコペンハーゲンのカップもあった。


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食後の飲み物とともに出してくださる小菓子。
三種類とも可愛らしくて、食べてしまうのがもったいない。


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お会計をお願いすると出していただける美しい薄紫色の飲み物。
これはお酢をお水で薄めたものだという。
最初に説明いただいたお酢の原料を忘れてしまった私たちが
「なんのお酢やったっけー?最近すぐに忘れてしまうわー」
と笑いながら話していたら、サービスの方がさっと近づいてきて
「京都産の唐芋紅芋から作ったお酢です」と教えてくださった。
お手数かけてスミマセン。


さて、その他の他愛ないできごとをつれづれなるままにメモ。



・温かいお料理はテーブルまで陶器の蓋をつけたままサーブ。
 そして三人同時にその蓋をカパっと開けてくださる。
 そのたびに上がる歓声。気分が高揚してしまう。

・このお店のサービスは私の好み。
 きちんとした上級のサービスなのだけれど、堅苦しくないのだ。
 気軽に話しかけてくださったりとてもフレンドリーでもあるが、
 その反面、丁寧で真摯な対応をとってくださる。
 客を客として尊重してくださっている印象を受けた。

・そういえば電話をとってくださる方の対応が良かった。
 明るい声、親切なやりとり。たぶんレセプションにいらっしゃった女性だと思う。
 予約日程を変更したのだが、いろいろと融通を聞いてくださり助かった。

・近くのテーブルには50歳前後のマッダーム集団。
 ひえー、私たちとは対極の集まりっぽい。
 ハイレベルでの褒めあいが炸裂するセレブテーブル(マッダーム)と
 関西弁で自らの失敗談を自慢し合う自虐テーブル(私たち)。
 友人によると「キムタクが自宅に迎えに来た」みたいな話をされていたらしい。
 うわっ、その話、私も聞きたかったカモ。

・関西弁でバカ話しながら爆笑していたら、
 滋賀県出身のサービス担当の方が、少しだけ話に入ってこられた。
 その時の話題は、関西弁尊敬語"~はる"の活用形が地域によって違うこと。
 関西で生まれ育った三人が、南青山のフレンチで今さら話題にすることかいな。
 それにしてもガハガハと笑いに笑った3時間半。
 レストランの雰囲気をブチ壊してしまっていたかも、ほんとスミマセン。

・長時間居座った後、お店を後にするとき、シェフが直々にお見送り。
 ひとりずつお土産(画像はこちら)を手渡ししながら、深々と一礼。
 こちらのほうこそごちそうさまでした!



と、ダラダラと書き記してきたけれど、私はこのレストランをかなり気にいった。
お料理は美しく、そして美味しい。私は大好きな味、ヴァリエーションだ。
そして上質なサービスを受けながらリラックスして食事ができる。

特別感がいっぱいなのに、それが自然に入ってくる感じ、、かな。

とにもかくにも、とてもとても気にいってしまったお店となった。

来月には夫と再訪しようと思っているほど。(^^)


◇2007年2月の食事記録です。
フランス料理 ランベリー
東京都港区南青山4-17-33 TEL : 03-3423-0131 / 0120-791-039
http://www.lembellir.com/


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by picot-picot | 2007-02-13 23:40 | ├西洋料理 | Comments(22)
Commented by hiyoko at 2007-02-14 00:14 x
言葉の端々、写真の撮り方、あらゆるところからpicot-picot さんの「この店、気に入ったー!」という気持ちが伝わってきます。
ほんと、良さそうですねー。
ぜひ近いうちに行ってみたいです。
「50歳前後のマッダーム(=オバハン)集団」にドキリとしてしまいましたー。(笑)
Commented by sokosoko6293 at 2007-02-14 01:53
アラジンです。
お店でのpicotさんの楽しい時間が手に取るように伝わってきます。
hiyokoさんがコメントされているように、この店気に入ったオーラが
写真にいっぱいでてますね。こういう食事って最高ですね。
アラジンもその滋賀県出身のかたとしゃべると盛り上がってばりばり
関西弁がフロアにこだましそう(笑)
Commented by うるとらはっと88 at 2007-02-14 02:02 x
実は「オストラル」の支配人さんとは、以前から面識がありました。
いまは、「ジョージアンクラブ」の支配人だそうです。

ここも素敵なお店ですね~。ワシは1人ご飯が多いので、フレンチは予約できず悲しいですぅ~~。
Commented by picot-picot at 2007-02-14 06:49
■hiyokoさん:
あはは、ずいぶん長い記事になっちゃいましたもんね。
お付き合いいただきありがとうございました。

ふふ、hiyokoさんもセレブなマッダームでいらっしゃいますもんね~。
私の友人が集まると、オチのある自虐ネタが繰り広げられるのですが、
きっと東京じゃヘンなのかもしれません。
ちなみに私のモチネタ(今年一番の失敗談)を披露する間もないほど
いろいろな爆笑話題で盛り上がりました。
(ほんと、居酒屋でするような話題です・・)
Commented by picot-picot at 2007-02-14 06:54
■アラジンさん:
久々のちゃんとしたフレンチだったので、
思わず浮き立ってしまったのかもしれません。
食事メンバーも長年の友人で、彼女達はすごいヒトタチなんですが、
そんなことおくびにも出さずにバカ話してくれるし、
とにかく楽しく幸せな食事になりました。

滋賀県のお兄さん。
シュっとしている(←わかります?)良い感じの若い方です。
ぜひバリバリ関西弁でしゃべくってください。
私も会話に加わってしまいそうですが・・(^^)
Commented by picot-picot at 2007-02-14 07:00
■うるとらはっと88さん:
支配人さんとシェフは別々のお店に行かれたということなんですね。
(悪評高い)交詢ビルになんて移らずに、並木通りでお店を続け
られたら、今でも「オストラル」は残っていたような気がするのですが。

まあ、それでも交詢ビルへの移転がなければ、
ランベリーも生まれなかったってことですから、
塞翁が馬っぽく、これからどんどん良いレストランになって
いただきたいと思っています。
Commented by camille_31 at 2007-02-14 10:25
わぁ~ステキ。
記事を読みながら、picotさんが気に入られたのがよ~く伝わってきました。
私もこういうお店、大好きです。
もちろんお料理は大切だけれど、サービスも重要ですよね。
でもって、最初の電話の対応も。
予約時の対応がいいと、それだけで期待度UP!
是非私も行ってみたいです!!
Commented by るぅ at 2007-02-14 10:41 x
前編からも素敵な雰囲気は十分伝わってきたのですが後編読んで俄然行きたくなってきました。
母がそのうち来るといっていたのでぜひこういうお店につれていってあげたいなぁと。
サービス料10%がつくときってそれだけの価値あるサービスだったかと疑いたくなるときもありますがここはもうちょっと払ってもいきたいなって雰囲気が伝わってきました。
結構ボリュームたっぷりですね。うん、絶対いってきます!
Commented by meshi at 2007-02-14 13:10 x
ここ、本当に美味しそう!
前半のメニューと一皿目でリストアップされ、
デザートで上位入閣ですよ~~~♪
その上、スタッフの方々が素晴らしくいい感じですね~。
夜はちょっとお高いので、ランチに行きたいなぁ。
来月にはご主人と行かれるんですか?
それほど『らぶっ(下唇を噛んでみました)』なのですね。
私も絶対いきた~~~い!
お小遣いをためて(?)、目標年内!!
Commented by まる at 2007-02-14 22:33 x
ああ、またしてもこんな素敵なお店が♪
picot-picotさんのブログを拝見していると、行きたいお店が
増える一方で、全然減る気配がありません・・・早くジャンジャン
行かなくては!!
久しぶりに会う友人と行くお店を探しているのですが、このお店は
その友人好みだと思うので、候補No.1に決定!(笑)
個人的には、フォアグラとヌガーの組み合わせと、お友達が
召し上がったデザートが気になるなぁ~。
Commented by tohko_h at 2007-02-14 23:25
基本和食派の私ですが、このレビューで行ってみたくて
仕方なくなってしまいました。贅沢ランチとして、
ぜひぜひ行ってみたいです。頑張っていいほうのコースにすれば
これだけ楽しめるってわかってるんですもの!
Commented by picot-picot at 2007-02-15 01:45
■camille_31さん:
ちょっとクドクド長く書きすぎましたよね。
このブログは自分自身のためのキロクなので、
覚えておきたいことはメモ書きしてしまおうとすると、
ついつい長くなってしまって。。
お付き合いありがとうございました。

ところでサーヴィスは良いですよー。
表情は良いし、堅苦しくないし、それでいて上質だし。
奇抜なお料理はありませんが、創意工夫がなされたものばかりでした。
また機会があればお出かけくださいね!
Commented by picot-picot at 2007-02-15 01:47
■るぅさん:
お母様を案内されるなんて、すばらしいですね!
幅広い年齢層に受けるお店だと思いますので、
よろしければぜひお出かけくださいね。

サービス料を支払うイミは十分あります。
同じ10%をチャージしていても、きちんとサービスしてくれる
お店の少ないこと少ないこと・・。なんだかイヤですよね。
Commented by picot-picot at 2007-02-15 01:49
■meshiさん:
おお、デザートだ決定打になりましたか。
私はランチでも十分満足できましたよ。
meshiさんも一度ランチに足を運んでみてくださいな~。

来月、まだ日程が決まらないのですが、夫と行こうと思っています。
いや、なんといっても夫が「あんただけズルい」とうるさくて。
ま、家庭内平和のために、こういう努力も必要ですな。ははは。
Commented by picot-picot at 2007-02-15 01:50
■まるさん:
少しでも早くジャンジャン行けるようになられるといいですね。
まだたいへんな時期が続くと思いますが、がんばってくださいね!

ところでご友人と会われるのですね。
いやー、ほんと友達っていいですよね。
付き合いが長くなればなるほど、家族化していっているような
気がします。
Commented by picot-picot at 2007-02-15 01:52
■tohko_hさん:
たまのフレンチランチも良かですよー。
プリフィックスのコースでも十分楽しめると思います。
お料理を選ぶタノシミが残っていますしね。

でもおまかせも良いですよね。
シェフの組み立てになるんですもん。
身をゆだねてしまうのもそれはそれでいいですよね。
Commented by gen3da at 2007-02-15 09:22
picot-picotさんが絶賛のお店、是非行ってみたいです。
ホントつい最近雑誌か何かで見て気になっていたんですよ~。
並木にあった時は結構オストラルも行ったんですけど、
B・Nのビルに移ってからは、デパートのレストラン街みたいになって
しまったので、ぜーんぜん。
一部ではあの酷評T氏につぶされたとかされないとか・・・・。
オストラルの流れを汲むお料理なのかしら?
Commented by picot-picot at 2007-02-16 07:49
■gen3daさん:
すごい、すごい。やっぱりさすがです~!
並木時代のオストラルに通っていらっしゃったんですね。
私は行ったこともないのでお料理が変わってしまったかどうかは
わからないのです・・スミマセン。
それにしても並木時代のオストラルって、
ウワサだけしか知らないですが相当良かったようですよね。
ああ、一度ぐらい行ってみたかったです。
Commented by ALMA at 2007-02-17 00:11 x
遊びに来ました。えらく長いので2つのレストランかと思ったら一つだったのですね。これだけ充実していたら十分ですね。蜂蜜ティーなんか一つ見ても工夫が嫌味でないね。(ごめんなさい、PicotさんのBlogの表紙のような5つのSpoonで並べられるMenuは飾りすぎで嫌いなのですが、ご紹介のここはよい雰囲気が伝わってきます。よし、今月中に行くぞ(長期出張が近いし。。。)
Commented by picot-picot at 2007-02-17 14:29
■ALMAさん:
長い駄文にお付き合いさせてしまいゴメンナサイ。
あれこれとキロクしようと思うとついつい・・・・。
(ロオジエの記事なんて、もっと長いんですよ・・文章力がないもんで・・)

ところでミシェルブラスはお嫌いなんですね。残念!
お料理は素材の味を活かしたシンプルなものなんですよ。
ちなみにスプーンは3本。上の写真は二人分なんです♪

Commented by camille_31 at 2007-06-14 21:53
picotさんの前編の記事に私の前編をTBさせていただいたので、
同じく後編に後編をTBさせていただきます(笑)。
picotさんもブランマンジェをチョイスされていたんですね。
すっかり忘れていましたが(汗)、嬉しくなってしまいました~^^
Commented by picot-picot at 2007-06-16 22:30
■camille_31さん:
トラックバックありがとうございました。
後日、お伺いいたしますね。
(今、むちゃくちゃ眠くってダウン寸前。
 すぐにお伺いできなくてごめんなさい。)
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