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Volo Cosi ヴォーロ・コズィ (文京区白山/イタリアン) -後編-
Volo Cosi ヴォーロ・コズィ (文京区白山/イタリアン) -前編-」の続きです。


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さて、いよいよメイン。
これまで、グラスのスプマンテ(フェラーリ)と白ワインをいただいたが、
禁酒中の友人が「どんどん飲んで」と更に薦めてくれるので、
お言葉に甘えて赤ワインも追加してしまう。


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コースのメインは魚とお肉からの選択。
こちらは友人が選んだ魚料理、カルトッチョ(紙包み焼き)。
詳細は聞かなかったが、かなりイマヒトツ、だったらしい。
お店を出た後、しきりに後悔していたのだが、いったい何が理由だったんだろう?
近々、また会うのでちゃんと聞いておかなきゃ!


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私はお肉料理、牛ヒレ肉のタリアータ風。
オリーブオイルの風味が強く出たこのお料理は、
特別感がないものの、一切れの身が分厚く、食べ応え十分。
ただ血肉の味が勝っていて、味付けが追いついていなかった。
一切れ目はともかく、二切れ目、三切れ目と食べ進むうちに、
味の単調さに飽きてきてしまうのだ。
もうちょっと何か工夫してもらえると良いのになあ、なんだかもったいない。
血の滴りそうなレア肉好き、かつ赤ワイン大好きな私がこう思うのだから、
レア肉がダメでお酒が飲めない人にはもっとツライものになるだろう。

ところでこれらメインはプリフィックスのランチコースと同じメニュー。
この日のお肉料理がオックステールの煮込みと聞いたので、
「オックステールはいまひとつ気乗りがしないので、
 他のお肉料理に変えていただけるとありがたい。
 でもチェンジできなければ魚料理でOK。」
とサービスの方に伝えたところ、
「シェフに相談しますが、小鳩か牛ヒレはいかがですか?」
と提案を受け、出されたのがこのお料理だった。
ちなみに「できれば小鳩を」とお願いしたが、それは難しかったようだ。
(もちろん牛ヒレに変えていただけただけでもありがたいと思っている)

ちなみに、あちこちのテーブルに出されていた肉料理「オックステール煮込み」は
お皿一杯に盛られたボリュームたっぷりの一品だった。
まあ、実際に食べられるところなんて殆どないだろうから、
それほど量は無いんだろうが、登場時のインパクトはなかなかのものだ。
そして近くの席の男性客が「これは美味しい」と絶賛されていたのが印象的。


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メインも無事食べ終えてデザートの時間。
プリフィックスのコースではデザートを選べない(盛り合わせのみ)が、
おまかせコースでは食後渡されるデザートメニュー(7種類)から、
好きなものを一品選ぶことができる。
こちらは友人の選んだ「温かい砂のケーキ ホワイトチョコのクリーム添え」。
"焼き上がりが砂のような食感"というものらしい。


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悩んだ末に私は「デザートの盛り合わせ」をお願いする。
サービスの方が「甘いものがお好きでしたら、こちらを・・」
と薦めてくださったからだ。
プリフィックスコースのデザートと一緒というところがひっかかったが、
実際に出されたお皿を見比べると、内容が違っていて納得。
こちらのほうが盛り合わせの内容が充実している。
また、私が「砂のケーキ」に興味を示していたからだろうか、
盛合せにも「砂のケーキ」を含めておいてくださった。
ただ「これが砂・・?どこが、砂??」と思ってしまった私。
お店の方に申し訳ないけれど、頭の中がハテナマークだらけだった。


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最後はエスプレッソ。友人はカモミールだったかな。


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そしてプチフール。
こちらは、いまひとつ・・・。


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高めの年齢層の客で埋まっていたテーブルも、
いつの間にか綺麗に片付けられている。
どうやら私たちが最後の客になったようだ。
予約を入れる際、友人がお店の方に退出時間を確認したところ、
「15:30頃には皆さんお帰りになります」というお返事をもらっていたが、
まさにその通り、客はすっかりいなくなっていた。



*このお店の感想は、整理しきれておらず支離滅裂。
 このお店のファンの方は読まないほうが無難です。
 それでも良ければ、続きをどうぞ。



さて、初めて足を踏み入れた白山での食事。
感想をヒトコトでいうと「まあ、こんなもんかなあ・・」というもの。

今、ネットでクチコミをチェックしたところ、どこもかしこも大絶賛の嵐なのに、
舌が肥えていない私には、そこまでの良さがわからなかった。

シンプルでやさしくて上品。
目立たないけれど、失敗は決してしない優等生のお嬢様っぽいお料理。

まあ、こんなお料理を嫌う人はあまりいないだろう。
だから多くの人から支持されているのだと思う。

でも、なんというか・・・
サービスもお料理も悪くはないんだけれど、
とにかく私には印象が弱くて、大好きにも大嫌いにもなれなかった。

どっちつかずでアンバランスな感じといえばいいのかな。
リストランテというほどでもないし、
かといって土地の匂いのするお料理でもないし。

とにかく「普通においしい」というぐらいの感想しかもてなかった。
いや、本来、この感想をもてれば十分なんだけれど。

でもいったい何でこういうふうに感じてしまうんだろう?
ランチの構成が私には合わなかったのかなあ。
うーんうーん、自分でも理由がわからない。
支離滅裂な感想になってしまい、とてもまとめきれないけれど、
これが今現在の私の本音だ。

それにしても、これほど人気があるお店なのに、
他の多くのみなさんのように感動できなかったのが残念、
同じ時間とオカネを費やしているのに、なんだか悔しいなあ。

ちなみに同行の友人も、お店を出た途端「うーん・・・」と唸りだし、
「魚料理ハズしたわー。ラヴィオリも普通やねえ・・」と苦笑していた。

ただ、その後「ランベリーは良かったよねえ。お料理もサービスも。」
と、思いもがけない話題を切り出されてしまったのにはビックリ。

実は私も「ランベリー」を思い返していたところだったのだ。

イタリア料理とフランス料理を比べるのがナンセンスなことぐらい重々承知。
でも、両店とも「おまかせランチコース」が6,500円なので、
ついつい頭に浮かんでしまい、その結果として
「ランベリーのほうが断然良い。食後の満足度が高い」と思ってしまっていたのだ。
(でもイタリアンで比べても、他店のほうが私は好き、だけれど)

今回はサービスの男性から「おまかせコースのほうがお得です」と囁かれ、
ついつい奮発して「おまかせコース」を頼んだ私たちだったが、
おまかせより安いプリフィックスのランチコースのほうが、
価格とのバランスが良く、もっと満足できたかもしれない。

わざわざ夫を連れて恵比寿から白山まで遠征することは無いけれど、
白山駅のすぐそばに住む友人の家庭訪問を目当てに、
友人たちで集まって食事をするには、もってこいだろうなあ。


・・・といいつつ、来月のプチ同窓会は別のお店にしちゃったけどね。


◇2007年8月の食事記録です。
Volo Cosi ヴォーロ・コズィ
文京区白山4-37-22  TEL : 03-5319-3351
----この日の二人分のお会計  約18,000円----
(コース2人分+ペリエ1本+スプマンテ・赤ワイン・白ワイン 各1杯)


最後までお付き合いいただきありがとうございます。
ご意見・ご感想があればお気軽にコメントくださいね。
みなさまのヒトコトをお待ちしています。


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by picot-picot | 2007-08-21 02:15 | ├西洋料理 | Comments(10)
Commented by kukki at 2007-08-21 09:14 x
立て続けのコメント、失礼します。
実はこちらを参考にさせていただいたお店の1つが「ランベリー」でした
ので、そのときのエピソードをひとつ。
picot-picot 三の紹介文があまりに美味しそうで
ランチのおまかせコースをいただいたのが最初の訪問。
これがあまりに美味しかったので、2回目は音楽会との抱き合わせ企画のランチに母を招待しました。このときは長テーブルに他のお客様と同席という形態だったのですが、母の隣の奥様が何を勘違いしたのか
母のワインを飲んでしまいました。
注文し直すのも隣のマダムに対して恥をかかせるからと
躊躇していたら、すかさずホール係の方が「お隣のワインはお客様のですね」と耳うちして新しいワインを持ってきてくれました。
よく見ているなーと、これにはびっくり。そして感心しました。
また何度でも行きたいお店です。この前テレビを見ていたら、
となりにワインバーを新設するようなことを言っていました。
長文で失礼しました。
Commented by meshi at 2007-08-21 11:36 x
そーーなんですか〜〜。(読んじゃった!)
たぶん薄口なので、私は合うような気がします。
やっぱり行ってみたいですね〜。
場所的になかなか腰が重いのですが、
あちら方面に行くときには、チャレンジしますね。
そしてプリフィックスのランチコースで♪
Commented by camille_31 at 2007-08-21 16:30
う~ん、残念でした。
やっぱりこのお店は、安いコースでいただくのがいい気がします。
私がいただいた3,800円は十分満足できる内容でした。
2,500円なら、更に感動できそう。
2,500円でも同じ前菜の盛り合わせは嬉しいですものね。
私はもともとイタリアンよりもフレンチのほうが好き^^
パスタはだぁ~い好きなんですが、その他のお料理は、
イタリアンは家庭でも作れるような調理法が多いし、
フレンチほど感動した経験は全然ないんですよね・・・。
「ランベリー」、私もまた行きたいです~^^
Commented by m_tomo27 at 2007-08-21 19:54
興味深いお話ですねぇ、仕事柄、お客さんがどう思ってるのか?
ちょっと考えるときありますから
まぁ自分が食べてうまいと思うものを!心がけてますけど・・・
スゴイ、とか感動する料理ってのに、ハマるのかは謎ですねえ。
ちょっと考えましたわ。
Commented by hide at 2007-08-22 01:06 x
初めまして。いつもとっても楽しく読ませていただいてます。(お店選びのすごい参考になってますー)

ヴォーロ・コズィ、まさに私も同じような感想だったんです!!
私は夜に行ったのですが、もちろん周囲&ブログ等での大絶賛でかな~り期待♪してました。
でもでも、コースの途中からは「???」状態。決して悪くは無い・・でも全然感激やサプライズが無くて。今となっては印象に残っているメニューも無いくらいなんです・・。

他の人はどこに感激したのかな?私の味覚がおかしいのかなと、すっごーく消化不良な気持ちでした。(ちなみに私の場合も同行者にも反応イマイチでした)
なのでその後は他のブログで絶賛しているのを読むと複雑でした。でもpicot-picotさんの感想で、「思ってたのは私だけじゃ無い!」と安心しましたー(笑)

長々と失礼いたしました。
Commented by picot-picot at 2007-08-22 22:42
■kukkiさん:
エピソードのご紹介、ありがとうございます。
まるで自分が体験したかのように嬉しくなってしまいました。
こういう対応を何気なくしていただけるのがランベリーの魅力ですよね。
客が今、何を感じているか、何をしてもらいたがっているか、
それを察知してすぐに動いてくださるところがすごいと思います。

ところでワインバーができちゃうんですか。
それにテレビでも紹介されていたんですね。
人気が出るのはうれしいことですが、
ますます予約がとりにくくなりそうですね。
Commented by picot-picot at 2007-08-22 22:43
■meshiさん:
ワケわかんない長文を読ませてしまい失礼いたしました。
でもやっぱりmeshiさんには気にいってもらえそうでしょ。
ぜひ一度、お手軽コースでお試しくださいね。
Commented by picot-picot at 2007-08-22 22:47
■camille_31さん:
やっぱり選択をミスりましたよね。
もっと安いコースにすればよかった・・と思いました。
でも、こればかりは実際に食べてみないとわからないことですし、
何事もケイケンだと思っています。

カジュアルではないリストランテ系のイタリア料理で
手の込んだオドロキの一皿に出会ったこともありますが、
残念ながら、イタリア現地のリストランテで、でした。(^^)

でもやっぱりピッツァやパスタをワイワイいいながら
みんなで食べるほうが好きかなあ・・。
Commented by picot-picot at 2007-08-22 22:51
■m_tomo27さん:
あはっ、客はワガママですから、それにいちいち対応していたらシェフはたいへんですよ。
ご自身が美味しいと思うものを出していただけるのがサイコーです。ほんとに。

このお店のお料理ももちろん美味しかったんですが、
他の皆さんが絶賛するほどの美味しさ、というのが私にはわからなかったんです。
ま、私がイレギュラー客なんだと思います。
Commented by picot-picot at 2007-08-22 22:56
■hideさん:
はじめまして。コメントありがとうございます。
またこんなブログを参考にしていただいているなんて、
うれしいやら、恥ずかしいやら・・・。
ヘンなこと書いていたら、またツッコミいれてくださいね。

ところでhideさんも同じように思われていましたか。。。。
良かった、ホッとしました。
あれほどの賛辞がうずまく中で、こんなこと書くのって、
なかなか勇気が言ったんですよ。。。
だって、自分の舌がダメだ、ってことをわざわざさらけ出しているみたいで。
適当に流すこともできたんですが、やっぱりウソはつけず・・・でした。

それにしても、何がスゴイんでしょうね。。
この味のレベルだったら他のお店でもいただけそうな・・・気が。。。
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