ラ・ファランドール (六本木/フレンチ)
<2005年2月11日(祝)のばんごはん>
結局1泊旅行はあきらめてしまった。(←当然の成り行き) その代わりというわけではないが、外食をすることにする。 今回、店のアレンジは夫。 WEBでレストランを探し、六本木にあるフレンチレストランを予約してくれたようだ。 少し早めに家を出て、六本木ヒルズでウィンドウショッピング。 けやき坂のチョコレート屋さんには入店を待つ長蛇の列。 バレンタインのためなんだろうけれど、二人で入店を待つカップルもいた。 ホント、ご苦労様です。 さて、夫の選んだレストランは、六本木通りをはさんでヒルズの反対側(北側)にあった。 六本木通り沿いには飲食店が立ち並び、ネオンが輝いているが、 北に道を進んでいくと静かな住宅地になり、行きかう人もぐっと少なくなる。 そんな中、ひっそりとこのレストランはあった。 予約は19時。早い時間だったせいか、私たちはこの日の最初の客のようだ。 こじんまりとした店内は、照明が落とされ、オトナっぽいムード。 サービスの方も穏やかで落ち着いていらっしゃる。上品でシックな印象だ。 店内が静かなので、自然と私たちの会話もコソコソ・・・という感じ。 グラスシャンパンをいただきながら、夫と何を食べるか相談。 コースは確か4種類あったが、私たちはアラカルトでいただくことにした。 手でいただこうとしたが、ウニが柔らかく崩れそうだったのでフォークを使っていただいた。 ■パンとバター■ ■前菜(夫):越の地鶏のポトフ風■ ジューシーな鶏肉!!! 身がぷっくりと膨らんでいて非常にオイシイ。 そしてテリーヌの厚みにビックリ。贅沢。 切ってみたところ。 わかりにくいけど、厚みのある貝柱がたっぷりはいっている。 あまりのボリュームに笑ってしまった。もちろん全ていただきました。 でも、これはちょっと単調な印象で、いまひとつ。まずくはないけど、う~ん、って感じ。 ■デザート:フォンダンショコラ■ 1品だけオーダーし二人でいただいた。(ワインがなくなっていたのでチーズはパス) 普通においしかったけど、やっぱりわざわざ頼まなくて良かったかな。 中のチョコレートは流れ出すほどのものではなかった。 半生シットリという感じ。 ■シャンパン&ワイン■ グラスシャンパンはヴーヴ・フルニーという銘柄。 価格不明。 赤ワインをフルボトルでいただいたが、 銘柄や産地などすっかり忘れてしまった。 夫が選んだのだが、7,000円~8,000円程度の ボルドーワインだったようだ。 この日の客は三組。そのうち1組は飛び込みの客(ご近所の奥さん?フツーの普段着)。 祝日だったせいか、客の入りはよくなかったようだ。 終始店内は静かで、声をひそめながら会話を楽しむ雰囲気の店だった。 ところでWEBの情報では、もう少し安い価格帯のレストランとして紹介されていたようだ。 隠れ家っぽいし、お料理も悪くはないけど、これといった特徴もないし、 これだけのお金をかけるなら、他のレストランを選ぶかなあ・・・・。 というわけで、私たちはたぶん再訪しないでしょう。 --------------------------------------------------------------------------- LA FARANDOLE ラ・ファランドール 東京都港区六本木7-19-1 コーヨーハイツ1F TEL 03-3479-0056 よさん:アラカルトは3,000円ぐらい。上記メニュー全て(二人分)で約3.4万円。
by picot-picot
| 2005-02-24 00:14
| ├西洋料理
|
Comments(14)
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fuanita at 2005-02-24 08:31
おはようさんです。
これで3万ですか・・・ ピコさんが書いているように、聞こえてくる声の音質や音量ってその店の雰囲気に大きな影響を与えるんですね。 ピコさんが前に食事をされた(青山でしたっけ)お店のようにやたらにうるさい雰囲気は言語道断としても、普通の声で話せない雰囲気というのはちょっと気詰まりしてしまいます。 チェーンの居酒屋などは別としても、日本の普通のレストランで食事をしていると、フランスなどのヨーロッパのレストランやビストロでの適度な声音がなつかしくなることがあります。 (これについては、教育に原因があるという本を読んだことがあります)
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harumisan at 2005-02-24 09:26
おはようございます。ファランドールは私が行ってみたい憧れのお店だったのです。再訪しませんか・・・
どっかのサイトでは、ほめちぎっていて、何度も再訪している人がいて、 「さぞかしおいしいのだろう」って思っていました。そうですか・・ ボリュームはありそうですね。テリーヌは食べてみたいな。 パンの焦げは気になる!(お客に出すぅ??) お皿が美しいです。 うるさいお店もいやですけど・・静か過ぎるお店もいやですよね。 プライバシーがなくて、お店の構造でしょうか? そういう雰囲気がいやで、フレンチが苦手って言う人いますよね~。
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hityoujp at 2005-02-24 13:54
お皿は美しいですね。でも、確かにボリュームありすぎというか、
変化球がなさすぎ?3万は痛いよねえ。
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picot-picot at 2005-02-24 21:57
fさま、こんばんは。
今回はアラカルトだったので、余計に高くなってしまったんだと思います。 コースだと7000円台からありました。(似たようなもんか・・) 心地よい音量って、人によって、またその食事のシチュエーションによって 変わってくると思うので、こういったムードが良いとか悪いとか、 一概には言えないんですけど、ちょっと会話しづらかったですね。 高尚なハナシやジマンバナシをしているわけじゃないもんで・・・。(笑)
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picot-picot at 2005-02-24 22:00
harumiさん、悪いお店じゃないんですよ。
でもこういうお店なら、他にもたくさんレストランがありそうな気がして・・。 食事は美味しかったですよ。 メインはイマイチでしたが、前菜は美味しかったです。 でもやはりインパクトというか、個性に欠けるような気はしました。 訴えてくるものがなかったんですよねー。 harumiさんは六本木が近いので、その分、良いお店になるかも!です。 うちの場合、わざわざ六本木にまで行って、選ぶ店じゃないよね、 ってことも含まれています。 是非、行ってみて感想聞かせてくださ~い。 (^^)
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picot-picot at 2005-02-24 22:03
hityoujpさん、綺麗な絵皿でした。
ボリュームがあるのは好きなんですが(なんてったって大食いですから・・) 大味はいけませんね。 3万出すなら、他のお店の選択肢もあったと思います。 でも、値段がわかっていて、アラカルトを選択し、ワインも飲みました。 行ってからケチってしまうと、ますます印象が悪くなっちゃいますしね。 日々、修行ですな。
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MASATO
at 2006-07-18 22:48
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ああ、稲本シェフのお店で、パシャパシャ写真とってしまったんですね・・・だからかも。
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picot-picot at 2006-07-18 23:23
■MASATOさん:
稲本シェフって有名な方なんですか? 写真をとってしまったからイジワルされてしまったのでしょうか? うわー、気になってしまいました。 実はサービスの方に写真撮影の許可をいただき、 ストロボもたかず、シャッター音も切り、 あっという間に撮影して(←写真自体にこだわりのない私)、 即座にお料理をいただいたのですが・・・。 今となってもメインのお料理の凡庸さとお店が閑散としていたことが 強く印象に残っています。 再訪して、カメラ撮影の許可を求めなければ、 美味しいお料理がいただけるんでしょうかね~。 いっちょトライしてみるかな。
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Masato
at 2006-12-29 10:49
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picot-picotさま
久しぶりに訪問させて頂きました。 再訪されないということでしたので、残念に思いますが、相性もあると思いますので。 私は、ここのお店、本当に最高の贅沢をしたい時に伺います。 料理は、一万円のお任せコース、ワインも一万〜二万円くらいでその日の好みをシェフに伝えて、料理も決めてもらいます。 魚料理は、ドンドン進化していくのが面白く、どこまでも深い料理を楽しみます。 、、、というのが、私の感想です。 別に、特に持ち上げる訳でもなく、私とは相性が良いお店、という事ですので。本心は、シェフには申し訳ないですがあまり人気になって欲しくないくらいです(笑 写真撮影の事に関しては、、、賛否両論でしょうけど、シェフは純粋に料理を楽しんでもらいたい、とおっしゃってました。 私も、思い出は心に残したいと思ってます。 写真が悪いとは思いませんが、ここのお店は、心に残したいんですね。 なんか、変に持ち上げてるみたいですが、、、気を悪くされたらすみません。失礼致しました。 小川雅人
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picot-picot at 2006-12-29 16:22
■小川雅人さん:
> 気を悪くされたらすみません いえいえ、気になさらないでください。 異論反論コメントがあったほうが、このブログを読んでいただいて いる方にとっても、このお店に行くかどうかの判断材料が増え、 この記事がより有益になります。とてもありがたいことです。 それに、なんといっても嗜好や考え方は人それぞれですしね。 まあ、時間の余裕と潤沢な資金があれば、こちらをリトライしても 良いのですが、他に行ってみたいフレンチがありすぎて・・・。 ほんと、東京は気になるフレンチレストランが多く、 再訪したいお店にすら行けていない状況です。 いやー、うれしい悲鳴です。(^^;;
ほんと、同じお皿ですね。
こちらもリモージュを好んで使っているようですね。 私はこのお店は未訪なんですが、 picot-picotさんの意見を読み、日頃思っていることと合致した点があるんです。 それは、前菜は素晴しいのになぜかメインが弱いお店がとても多いということ。 本当に実力のあるお店というのは、まず前菜で感激させ、メインを口にして、「んーー素晴しい!来てよかったー!」と感嘆させるお店だと思うんです。 でも、なかなかそういうお店に出会えないんですよね。 悪くはないんだけれど、前菜以上に感激させるメインを出せるお店。 でも、メインの美味しいお店こそが実力あるお店だと思うのですが・・・。 味覚って、本当に人それぞれだし、難しいですよね。 たまたまその日のお料理が自分と合わないということもあるし。 でも、それも出会いだから、率直な意見でいいと思うんです。 ある美味しいレストランのランチが、いつもに比べて塩辛かったことがあったんですが、後でお話してみたら、朝、野球をやったそうです。 つまり汗をいっぱいかいたということ。 「シェフの体調で味が変わる」ということを実感した日でした。
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picot-picot at 2007-01-30 23:08
■hiyokoさん:
わざわざ見に来ていただいてありがとうございます! ところで確かに前菜は様々な工夫が凝らされているお店が 多いですが、メインで特徴をだすお店って少ないですね。 シンプルに素材直球勝負になっちゃうのでしょうか。 このお店。再訪したら、また違った感想を持つかもしれないのですが、 このお店を再訪するより先に、行きたいお店や再訪したいお店が あるので、なかなかリトライできない状態です。 このお店の前菜は美味しかったのですが、 私にはこのお店自体の魅力を感じられなかったのでしょうね。
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n
at 2007-08-24 00:57
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picot-picot at 2007-08-24 01:22
■nさん:
こんばんは。コメントありがとうございます。 ところで何か、不愉快な思いをされたのでしょうか。 高価な食事ですから、楽しく美味しくいただきたいですよね。 私もこのお店に関しては、良い印象はありません。 私が行ったときも空いていたのですが、 それでも何年も潰れずにいるということは、 ココが好きなお客さんも多いのかもしれませんね。 でも私はここを再訪することは無いと思います。 ここを再訪できるだけの時間もオカネもないんです。。 (それだったら別のお店に行くでしょう~) |
食べたり飲んだりの記録
by picot-picot
Welcome & Thanks 昨日、久しぶりにログインしました。いただいたコメントに長らく返信しておらずゴメンナサイ。また投稿が途絶えているのに、ブログをご覧いただいているようなのですが、私の記事、ほんっとうに古いですよ・・。ぜひぜひ別のソースで最新情報をご確認くださいね。そして誤りがあればご指摘くださいませ。[2016/01/10]
自分のために残す食事記録。それがこのブログのテーマです。気ままに更新しているので、コメントのお返事が遅れることもありますし、あまり他の方のブログも読んでおりません。失礼をしておりますが、どうかご容赦くださいませ。 [2011/02/05 10:18] 最新10件のtwitter 最新3000件のtwitter 旅ブログ~私の旅を記録中~ わー、旅ブログもやっていたんだ・・と思い出しました。 [2016/1/10] ブログ内検索はGoogleで picot-picotの連絡先 picot.exblog.jp★gmail.com ★印を"@"に変更してご利用ください。(返信が遅くなってしまうかもしれません。あらかじめご了承くださいませ。非公開コメントをご利用いただいても結構です。) 私的メモ ・肉:中勢以 ・甘:近江屋洋菓子店 おしらせ 2010年7月からブログ記事内にテキスト広告が入ることになりました。 この広告に掲載されている商品やサービスはpicot-picotが勧めているものではありません。 エキサイトブログ(無料版)では広告を非掲載にできず申し訳ありませんが、どうかご了承ください。 最新の記事
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