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[第6回フードフランス] ボリス・カンパネラさんのお料理を青山の「ブノワ」で。
モロッコ食記録の途中ですが、取り急ぎホットな記事をアップさせていただきます。


先日、知り合いのTご夫妻と一緒に青山の「ブノワ」で食事をした。
昨秋から計画されていたこの食事を、すご~く楽しみにしていた私たち夫婦だったが、
平日の夜ということで、シゴト関連のジャマが入らないようヒヤヒヤ。
夫は午後休暇をとって万全を期し、私は大慌てで出張先から東京に舞い戻り、
無事、来日中の若手フランス人シェフのディナーを楽しむことができた。


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少し遅刻した夫をウェイティング・バーで待った後、
4人揃って階段を上がり、11階のレストランフロアへ。
そこに広がる空間は、前回の訪問と変わらぬ「ブノワ」の世界
・・・のはずだったが、何かとても大きな違和感を感じてしまう。
というのも客の大半が男性。それもいわゆる「ネクタイ族」だったからだ。
東京のレストランでは、地方都市とは違って男性の姿をよく見かけるし、
男性だけのグループで食事をされていることも珍しくない。
が、この日の客層は明らかに異質。
「なーんか、変やなあ・・」と思いながら、とりあえずテーブルへ。
(このカラクリは、記事の最後のほうで・・)


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さて、この日は「フードフランス」の開催日。
いつもの「ブノワ」とは違う、特別なお料理がいただける日だ。
この「フードフランス」とは、アランデュカス氏が
 『フランスの各地方で活躍する若いシェフたちの
  素晴らしい料理を、たくさんの人々に紹介したい。
  そして、フランス料理界の未来を担う彼らを
  サポートしていきたい。』
という思いで立ち上げた若いシェフをプロデュースするイベント。
2年目となる今年度(2007年度)は、
 『パリではなく、あえて地方で伝統的な食材や味に
  オリジナリティーと創造性を吹き込む
  フランスの若く、才能あるシェフ達』
としてフランス6地方から6人のシェフを選び、
それぞれのフランス料理を東京で披露している。
私たちが食事をしたのは「第6回 フードフランス2007」の初日。
シェフはサボワ地方出身のボリス・カンパネラさん。
ミシュランの一つ星を持つ「シャトー・ド・カンディ」の若きシェフだ。

※詳しくは「シャトー&ホテル・ド・フランス」のページでご確認ください。
 フードフランス2007 http://www.chateauxhotels.jp/event/


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ディナー・コース(15,750円)は1種類だけ。
食事前に苦手な素材を確認してくださったが、メンバー全員問題ナシ。
約1か月ぶりの再会を祝ってグラスのシャンパーニュで乾杯。
このシャンパーニュの銘柄はローラン・ペリエ(NV)。
コースにセットされているのだが、他の飲み物にも変更できる。

そんなシャンパンを片手にいただいたアミューズ。
左の塩漬け豚の奥にはバジルペーストとうずら卵。
右はスズキのタルタル、上にのっているのは金柑。


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パンは三種類。
写真のほかにライ麦で作った小さなバゲットもあった。
女性陣は2つ、男性陣は全種類制覇していた。


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マグロのタルタル ラタトゥイユ クロカン 黒胡麻とワカメ
お醤油、白胡麻、黒胡麻、胡麻油、コリアンダー。
そして、写真では見えにくいが立派なワカメ。
一皿目のお料理はアジアな香りが漂う。
食感の違いを楽しめるよう、ラタトゥイユは硬めの仕上げ。

低温で焼き水分を飛ばした薄切りのパンにタルタルを乗せていただく。
フランスならではの料理とは言い難いけれど、私はかなーり好きな味。
ただ、このお料理にワカメは不要かな。
フランス料理で海藻はめったに使わないとのことなので、
ワカメを使うことによってお料理の新奇性が出るんだろうけれども。


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手長海老のクルスティアン ミント風味
グリンピース ミント アーモンドの入ったグラス
グリンピースのアイスクリーム

先に一口アイスを食べた夫が「うすら甘い」という感想を漏らす。
確かにそのとおり、想像通りの青い豆がストレートに出た味。
お店の方が「海老とアイスを合わせて食べて下さい」と言われていたので、
ご指示の通りいただいてみたが、海老はそのまま食べたほうが美味しかった。

ちなみにこのお料理を食べながら話題になったこと。
「グリンピースが嫌いな人が来たら、代わりに何を出されるんやろう?」


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真鯛のア・ラ・プランチャ 小イカ添え
グリーンアスパラガス シトロンコンフィ 酸味の利いたソースキャロット

生姜風味の甘ずっぱい人参のソースがおいしい。
その身が膨らむように焼かれた真鯛、柔らかな小イカにたっぷりつけていただく。

ところで、フランスではイカは食べるがタコは食べないとのこと。
タコは見た目がグロテスクだから、というのが理由だそうだけれど、
イカもタコもよく似たもんやん?という疑問が湧いてしまった。
ただフランスで食べるイカも小さなものばかりで、大きなイカは食べないらしい。
だからだろうか、今回のお料理に使われていたのも小イカだった。


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このアスパラの処理の仕方が、有名シェフのものらしい。
会話の中で「へぇ~、そうなんだ。」と興味深く思い、
わざわざ撮影したにもかかわらず、肝心のシェフの名前を失念。。
いったい誰だっけか?


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鳩のポッシェ モモ肉のコリアンダーと柑橘類のファルシ
リンゴとセロリ 葉のサラダ

メインは大好きな鳩。外側はこんがり、内側はロゼに焼かれていて美味しい。
身の下に敷かれたものはセロリラブ、そしてその上に林檎。
モモ肉にはパッションフルーツ(の何か)が巻き込まれているという説明だったが、
四人ともパッションフルーツの味が判別できずにいた。


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ワインは残り僅かだったけれど、チーズプレートを追加オーダー。
詳しくは忘れてしまったけれど、チーズの中の一つはトム・ド・サヴォワ。
ジャムには、ピリ辛のパプリカ、カボチャ&レーズンがあった。
右上は軽めのサラダ、右下のドライフィグの入ったパンはとっても好み。

そういえばワインもこのイベントに合わせた特別なラインナップ。
シェフによってはワインをすべて指定される場合もあるようなのだが、
今回はブノワのソムリエさんが選び、シェフに承諾を得たものだそうだ。
食事が始まる前、Tご主人とソムリエ氏との間で綿密な相談がなされ、
ソムリエ氏がとーーーーーーっても詳しい説明をしてくださった。
あまりにも詳しすぎて、私なんかにゃ付いていけないほど。(情けなし)

で、いただいたのは、この2本。

2006 Roussette de Savoie - Chateau de la Violette (白)
2004 Coteaux du Languedoc - Les Metairies du Clos - Domaine Clos Marie (赤)

どちらもワインの「味」が美味しくて満足満足だった。
(せっかく詳細な説明を受けたのに、これだけしか感想が書けず申し訳ない・・)


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クロッカンショコラとエキゾチックフルーツ
パッションフルーツのソルベ パッションフルーツとライムのジュ

このお皿が出されるやいなや、豪快にスプーンでチョコレートを叩き割るTご主人。
私もマネをして、チョコを叩き割っていただいた。


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コーヒー又は紅茶 ミニャルディーズ
マカロンとマシュマロがそれぞれ2種類、そしてヌガー。
確かマカロンはパッションフルーツと塩キャラメル、
マシュマロはココナツとバニラだったかなあ。
サヴォワにはヌガーで有名な街があるとのこと(たぶん、モンテリマー)、
それで最後にヌガーも出されたのだろう。
そういえば、最近はマシュマロと呼んではいけないのだろうか?
わざわざ「ギモーヴ」と呼ぶからには、これまでのマシュマロとは何かが違うわけ?
なんてことを思いながら、食後の飲み物とともにいただいた。

ちなみに食後の飲み物のセレクトは、ムッシュ二人はエスプレッソ、
二人のマダムはベルベーヌのハーブティーだった。


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というわけで、楽しみにしていた今宵の宴もこれで終了。
気がつけば周囲の客は全て帰ってしまわれていて、私たちが最後。
(ただし、階下のバーではまだ数組の客が食事をされていた。)

ところで、この写真は私たちのテーブルの隣の席を写したもの。
冒頭で書いたとおり、この日はスーツ姿の男性がフロアの7~8割を占めていて、
私たちの隣の席も会社員のグループが食事をされていた。
そのグループの会話が漏れ聞こえてきて、そしてその方々が身につけていたもので、
この日の偏った客層の「カラクリ」が判明。

そう、この日は第6回フードフランスの初日。
スポンサー会社のオジサンたちばかりだったのだ。

後でお店の方にそれとなく訊いてみたら予想はドンピシャリ。
スポンサーの皆さんは食事のスタートも終わりも早いので、
この日は「気づけば私たちだけ・・」になってしまっていたということらしい。


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早いものでTご夫妻とは10年のお付き合い。
諸事情により、食事をご一緒するのは今回が初めてのことだったが、
予想通り、とても楽しくて、とても興味深いディナーとなった。

ところで食の専門家であるTご夫妻。
この日のアレンジをしてくださったのもTご夫妻なのだが、
実はシェフのボリス・カンパネラさんとお知り合い。
この食事の後、仕事を終えられたボリス・カンパネラさんを誘って、
「バー・ラジオ」(←関西在住時から一度は行ってみたかったお店)
での二次会にまでご一緒させていただいた。
「バー・ラジオ」のテーブルでは、私たち夫婦にとってはチンプンカンプンの
フランス語が飛び交っていたが、T奥様が要所要所を訳してくださって感謝!
カクテルを飲み、日本人男性二人はシガーを吸い(注:本当はこのお店ではNGとのこと)、
なんだかんだと喋っているうちに、気づけば時計は1時前・・・。

なんとボリスさんは、雑誌取材のため翌日早朝6時半からお仕事だそうだ。
初めての日本だそうだけれど、観光どころじゃないんだろうなあ。

最終日の18日までハードな日々が続くと思うけれど、
どうかその若さで乗り切って、美味しいお料理をつくってくださいね。
そして合羽橋で狙っていた包丁をゲットしてください♪

*追記(2008年3月20日)
 なんとfuanitaさんが、2006年の夏にボリス・カンパネラさんの
 レストラン(ホテル)「シャトー・カンディ」を訪れていらっしゃいました。
 記事にコメントを残していたのに、全く思い出せなかった私・・・。
 というわけで、記憶力の乏しさが情けないんですが、
 トラックバックさせていただきます。
 汎著巣旅行記「シャンベリーにて(8月29日) その2」
 http://fuanita2.exblog.jp/5915722/


◇2008年3月の記録です。
BENOIT
フレンチレストラン&カフェ ブノワ・東京

渋谷区神宮前5-51-8 ラ・ポルト青山10階 TEL : 03-5468-0881
http://www.benoit-tokyo.com/
訪問記録(2006年5月) その1その2その3その4


●ヒトリゴト●
期せずして、Tご夫妻がディナーもバーも全て御馳走してくださった。
うーん、どうやってお返しをすれば良いのだろうか・・。
夫と検討しているのだが、ベタな案(記念年のワインとか)しか出てこない。

最後までお付き合いいただきありがとうございます。
ご意見・ご感想があればお気軽にコメントくださいね。
みなさまのヒトコトをお待ちしています。


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by picot-picot | 2008-03-15 18:52 | ├西洋料理 | Comments(11)
Commented by Rina at 2008-03-16 01:32
素敵な雰囲気のお店という感じがして、私的には好きだなぁ~^^
以前、私にはフレンチが合わないみたい..とコメントをした私でも今回拝見した
メニューは食べられそうなものが多かったです^^; ダメなのは鳩くらいでしょうか。

picot-picotさんの今回の記事で「ヌガー」という言葉を知りました。少し前には
「ボネ」を教わったんですよ!いろいろ言葉を知ることが出来て嬉しいです!
「食」に関する言葉は特に^^
Commented by picot-picot at 2008-03-16 17:40
■Rinaさん:
高級なんだけど、重々しくなく、可愛らしさのあるお店です。
ついでにお値段も可愛らしければ言うことがないのですが。(苦笑)

ところで鳩がお嫌いなんですね。うーん、残念。
赤ワインと合わせるとサイコーなのですが、強めのお肉(ジビエ系)を
苦手とされる方も多いので、無理にお勧めしないのですが、
もしも何か機会があったら召し上がってくださいね。
(中華料理の鳩もおいしいですよ~。)

#ボネ、は私もルポーネに通いだすまで知りませんでした。
 イタリアでは有名なんでしょうかねえ?
Commented by hiyoko at 2008-03-16 23:20
みんな美味しそう~!
って、他の表現が出来ない自分が情けない。。。
私も鳩、好きです~。
中国料理でも食べますよねー。
ア○ネス・チャ○さんが、まだ日本に来てまもない頃、日比谷公園に沢山いる鳩を見て「美味しそうー」って思った、という内容のインタビューを読んだことがあります。。。
それとか、フランス人は動くウサギを見て、美味しそうと思うらしい・・・とか。
日本人もジビエをずいぶん食べるようになりましたが、まだまだそこまでは・・・、ですね。
先日、ウサギの内臓のパスタというのを食べましたが、これが美味しい!
いやー、ますます深みにはまりそうです。

ところで、こんなに素敵なディナーがご馳走だったなんて!!
なんて羨ましいのでしょう。
食通のご夫妻のようですし、確かにお礼には困ってしまいますね。
Commented by picot-picot at 2008-03-17 01:12
■hiyokoさん:
さまざまな工夫が凝らしてあるお料理ばかりで、
いろんな発見があって、食事そのものを楽しめました。
メインが鳩だったというのも私たち夫婦にとってはラッキー!
夫婦そろって鳩好きなんですよ。

ところで、「ひなげしの花」の彼女の逸話、私も聞いたことがあります。
さすがに日比谷公園・・という具体的な場所までは知りませんでしたが。。

ところでウサギの内臓ですか!
そのウサギは養殖のものでしょうか、それとも野ウサギ??
数年前、フランスの某三ツ星レストランで野ウサギをいただいたんです。
コースではなく、アラカルトの一品だったこともあり、
その濃厚さとボリュームに負けてしまいました・・・。
(実は体調を崩していたんです・・・翌日は不覚にも寝込んでしまった私)

#お礼・・・・どうしましょう~?
 今、ワイン(もしくはシャンパーニュ)を探してもらっているのですが、
 予算内で良いものが見つかるかどうか・・・。
Commented by fuanita2 at 2008-03-18 07:41
おはようございます。
2年前にシャンベリーでシェフの食事を2晩続けて食べました。
味の印象はほとんど残っていませんが、まぐろの下に若布を敷く手法は相変わらずやっているんだなと思い懐かしくなってしまいました。
Commented by picot-picot at 2008-03-20 17:01
■f2さま:
おお!意外な方からコメントいただき恐縮です。
早速過去記事を見せていただきましたが、
なんと「ハズレ」のレストランじゃないですか~。
思わず笑ってしまいましたよ。

貴重な現地記事。後でトラックバックさせてください!!
Commented by harumisan at 2008-03-22 18:34
フードフランスにいらっしゃったんですね。
私もブノワからはいつも案内だけはいただくのですが・・・。
面白いイベントかもしれませんね。
それより、ブノワにも今度は夜に再訪したいな~と思います。
Commented by picot-picot at 2008-03-23 08:52
■harumiさん:
この日の食事は全てTご夫妻にオマカセだったので、
「ご指定のブノワに行ってみたらフードフランスだった」
といった感じです。
いや、そもそも私、このイベントのこと知らなかったような・・。(^^;;
ブノワから案内が届くharumiさん、羨ましいです♪
Commented at 2008-03-25 08:41
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2008-03-25 12:34
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2008-03-26 16:06
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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